としごと・しごとと

入園・入学グッズの生地選びで初心者が注意する点をいくつかご紹介

昨日、帰宅直後にきーくんが言いました。


インフルエンザの猛威が止まりません。11人も休みですが、まだ5人以上がインフルという確定ではないそうです。学級閉鎖にはなってませんが、これは時間の問題ですね・・・。

とにかく、りーちゃんを守らねば・・・。加湿して、ヨーグルトを食べよう。

 

さてさて、昨日のミシン選びの記事と関連して今日は生地(布地)選びについて書いておこうと思います。

洋裁を教えていた頃、こういう布は時間がかかって大変だったというものがいくつかあります。

作業工程が増えるので、初心者の方にはあまりオススメしない生地です。

1:柄に上下のある布

柄に上下があると、「わ」での裁断が出来ません。裏の柄がすべて逆さまになるからです。

だからバッグも巾着もすべて表用の裁断・裏用の裁断が必要となり、かつ底の部分を縫うという作業が増えます。すごく大変になるのです。

 

2:布の端に柄がある布

この布で作った製品はとてもかわいいんです。

しかし裁断できる場所が限られているので、上手く裁断しないと柄のないグッズが出来ます。

これを回避するには布を沢山買うしかなくなります。初心者にはちょっと不経済な布なのです。

 

3:チェック柄の大きな布

チェックやストライプなどは表と裏で「柄合わせ」という作業が必要になります。

これをやらないと製品としてすごく格好が悪いのです。

バッグ・体操服入れ・コップ入れ・・・などすべてに柄合わせをしていると、時間がかかります。

チェックにするときは小さいチェック柄がオススメです。

 

では、どういう生地が初心者にオススメなのかと言いますと・・・

柄に上下左右がないものです。これはどこでも裁断できるので失敗しにくいです。

布の厚さですが、ペラペラで薄い布は小さい子が物を入れる時に変形してしまって扱いにくいです。その場合は裏布や接着芯で補強する必要が出てきます。

入園・入学グッズの生地にはそこそこの厚さが必要です。

しかしデニムまでいくと厚すぎて、お子さん一人の力で巾着を閉めることができなくなります。

薄すぎず、厚すぎず。

 

キルティング(中に綿が入っている布)も良いと思いますが、バッグの取っ手などをつける際には布が何重にも重なるので針が折れることがあります。そういう面で普通の生地より少しだけ難易度が上がります。

生地は出来れば1.5mくらい欲しいです。失敗しそうな方、自信がない方は余裕をもって2mほど購入してください。

 

入園・入学グッズはお子さんのお気に入りのキャラクターのものを用意してあげたいですね。

実はキャラクターものや有名な方がデザインしている布地、一部のブランド布などは、本人が生地を買って作る分には問題ないのですが、それで商品を作って販売することが出来ません。

これをすると著作権侵害になります。

 

だから販売用にメーカーが作った商品を買うか、自分で作るしかないのです。

※自分で布を買ってその布で、誰かに委託して作ってもらう(技術を買う)という方法は今のところグレーです。良いとも悪いとも判断が出来ません。著作権をもっている方が「ダメ」と言ったらNGになります。

いろいろあるのよ、生地にも。

 

実はフリマやネットで手作り品を販売している方でも知らない人が結構いるようですが、多くの方に知っておいて欲しい事です。

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